「副業で収入を増やしたい」
「会社に頼らず自分で稼ぐ力を身につけたい」
「広告運用が気になるけど、初心者でもできるの?」
と、広告運用を副業で始めてみたいと思われているのではないでしょうか。
広告運用とは、Google広告やSNS広告(X、Facebook、Instagramなど)を活用し、広告を出稿・最適化する仕事 です。
例えば、以下のような案件を扱います。
- 自分の商品・サービスを販売するために広告を運用
- クライアントの広告を運用し、成果報酬を得る
- アフィリエイト広告を運用し、広告費以上の売上を出す(アドアフィリエイト)
広告運用は、少額から始められ、スキルがそのまま資産になり、他のビジネスにも応用が効く副業です。
私も現役で広告運用を仕事にしていて、今は海外旅行中も、実家に帰省している時も、カフェでコーヒーを飲んでいる時も、パソコン1台あれば仕事ができてしまいます。
(もっというと、スマホ1台でもやろうと思えばできます)
本記事では、なぜ今でも副業として広告運用がおすすめなのか、その理由を5つ解説します。
目次
- 1.Web広告の市場が伸びているから
- 2.広告運用ができる人が少なく、スキルの希少性があるから
- 3.パソコン1台で時間・場所に縛られずに働けるから
- 4.Web全般のビジネス総合力が身につき、汎用性があるから
- 5.やり方によっては半自動で稼ぎ続けられるから
- まとめ
1.Web広告の市場が伸びているから
まず大前提、Web・Web以外問わず、近年日本の総広告費は右肩上がりに増加しています。
図表1 日本の総広告費の推移

https://www.dentsu.co.jp/news/release/2024/0227-010688.html
2020年はコロナの影響で一度落ち込みましたが、それ以外を見ると基本右肩上がりに増え続けているのがお分かりだと思います。
さらに、中でもインターネット広告市場が急速に拡大しています。
以下図表2をご覧ください。
図表2 日本の媒体別広告費

https://www.cyberagent.co.jp/ir/superiority/internetad/
図表から見て取れるように、インターネット広告(Web広告)は2019年にテレビを追い抜き、現在も右肩上がりに広告費が伸びています。
さらには昨今のフジテレビのスキャンダルにより、大手企業がこぞってスポンサーを降りるといった現象も起きていて、ユーザーに対して企業から情報をダイレクトに届けられるWeb広告に注目が集まっているんです。
なので、「広告運用」という伸びている市場で副業を始めるのは大チャンスで、大きな波に乗りスキルを伸ばしていくことができます。
2.広告運用ができる人が少なく、スキルの希少性があるから
このようにインターネット広告市場が成長している一方で、広告運用のスキルを持つ人材はまだまだ不足している のが現状です。
「でも、インターネット広告が伸びているのが分かっているなら、大手広告代理店もテレビからインターネット広告の採用に力を入れてるんじゃないの?」
と疑問に思われる方もいらっしゃると思います。
確かに電通や博報堂、サイバーエージェントなど大手広告代理店では、経験やスキルのある選りすぐりの広告運用者が多く在籍をしていますが、彼ら大企業は安い報酬では仕事を受けません。
彼らは大企業なので大きなお金が動いたり、企業の看板がなければ仕事を請け負ってくれません。実際のところトヨタや任天堂、ソニーといった大手企業かつ、何千万単位の予算を出せるところでないと簡単には仕事を受けてくれないのです。
中小規模の広告代理店もこぞって広告運用に力を入れていますが、まだまだ人手が足りないのが現状。
だからこそ、そこまでのお金を支払えない、地方の中小企業や零細企業には広告運用のスキル、運用者が足りないのが現状なのです。
何が言いたいかというと、「広告運用のニーズは溢れている」ということです。
実際に、「広告運用」という仕事の検索ボリュームも過去10年間で右肩上がりに増加しています。
図表3 キーワード「広告運用」の検索トレンド推移

いかがでしょうか?
広告運用という仕事、魅力的に思えてきませんか?
まだまだ魅力的な理由があるので後半も見ていきましょう!
3.パソコン1台で時間・場所に縛られずに働けるから
広告運用は PC1台とインターネット環境があればできるため、時間や場所に縛られないのも魅力です。
実際私も一昨年スイスに旅行に行った際、早朝から湖と自然という絶景を見ながらコーヒーを嗜み、広告運用の副業をするという何とも優雅に聞こえる生活をしていました(笑)

どこでも働けるので、例えば出勤前に会社の近くのカフェで2時間ほど副業をするなど、会社員として働きながらでも副業として始めやすいのがポイントです。
私も営業職4年目の頃に副業で広告運用を未経験で始め、毎朝出勤前にオフィス近くのスタバで2時間広告運用に取り組んでいました。
4.Web全般のビジネス総合力が身につき、汎用性があるから
広告運用を学ぶことで、マーケティングの全般的なスキルが身につきます。
具体的には、以下のスキルが身につきます。
- データ分析スキル(広告の効果測定)
- ライティングスキル(広告文・記事の作成)
- クリエイティブ制作(画像・動画広告)
- マーケティング戦略の立案(ターゲット選定)
- AIディレクションスキル(AIをコントロールする力)
これらのスキルは、どんなビジネスにも活かせるため、
「広告運用を学ぶ = Webビジネス全般に強くなる」ということになります。
美容院や飲食店といった店舗型ビジネスなども「集客」が最初の課題になってくるので、将来お店をやりたい、家業を継ぎたい、Web以外のビジネスをしたい、となった時でも集客のノウハウを活かせることがメリットです。
「広告運用はAIに置き換えられない?」
という質問がよく飛んできますが、結論半分YES、半分NOです。
最近はGoogleやMetaなどの媒体側でもAIに広告運用を任せることを推奨しているので、運用自体は昔と比べて楽になりました。
今では全くの未経験者がいきなり広告を出そうとした時、Googleなどの案内に従っていくと簡単に広告を出せます。
ですが、これが落とし穴。
GoogleやMetaなどの媒体は広告費を沢山得ることが彼らの収益に直結してくるので、広告の管理画面の初期設定通りにしてしまうと大赤字になってしまうことなんで日常茶飯事です。
例えば以下の画面。
これは広告を入稿する際に自動でチェックが入っているGoogle広告の画面です。
エリアの初期設定

これを見ると、まず「すべての国と地域」にチェックが入っていて、いきなり全世界に広告を配信させようとしてきます。
(国内向けのビジネスがほとんどの中、不親切ですよね)
そして、「所在地やインタレスト」というところにもチェックボックスが入っていると思います。
これは、対象地域に住んでいるユーザーだけでなく、興味を持っているユーザーにも配信するという設定です。
例えばあなたが神奈川県相模原市でパン屋さんをやっていた場合、まずは地域の相模原市の人のみに配信したいと思うはず。
ですが、この「所在地やインタレスト」に設定したまま配信をすると、「自分は相模原市に住んではいないけど、親が住んでいる」といったように、たまーに相模原に馴染みがある人にも広告が配信されてしまいます。
なので、広告運用はAI化が進んでいる中、担当者としてAIが暴れていないかチェックする、コントロールする役割の人は代替されません。
そして広告運用者として仕事を続けていれば誰でもこのレベルまでは到達できるので、「ちゃんとやる人」はAIに取って代わられないのです。
5.やり方によっては半自動で稼ぎ続けられるから
広告運用を副業として行うにあたり、お金の稼ぎ方は大きく以下3つに分けられます。
①予算運用型:クライアントの広告を運用し、広告費の一部を手数料としていただく
例えば、自宅の近くの美容院と月10万円で広告運用の契約を結び、月の広告費の20%を手数料としていただくとします。
その場合、実際にGoogleやSNSなどに支払う金額は80%の8万円、自身が受け取るのは20%の2万円ということになります。
メリットは自分で広告費を支払わなくても良いので、赤字リスクがありません。
ただ、広告主(この場合でいう美容院)から細かくレポートを求められたり、求めている成果を出せなかった場合は仕事が打ち切りになったりと、自由度が低いのがデメリットです。
この美容院からすると月10万円を支払っているわけなので、「広告を使って11万円以上の利益が出た」という実績を残さないと契約を切られるでしょう。
②成果報酬型:アフィリエイト広告を運用し、1件売れるごとに〇〇円という形で報酬をいただく(アドアフィリエイト)
ASPというサービスを用いて、広告を使ってアフィリエイトを行う手法です。

https://www.valuecommerce.ne.jp/affiliate-about/
通常のアフィリエイトでは自分自身でブログを作り、そこから成約が生まれればお金が入るので、コストとしてはサイト制作の労力のみとなります。
アドアフィリエイトの場合、GoogleやYahoo、Metaなどに広告費を支払うことで、作ったブログを一気に検索画面の上位に表示させることができます。
そしてその広告の力を使って表示させた記事から商品が1件売れるたびにASPから報酬が入るという仕組みです。
1件の報酬単価が5,000円の日焼け止めを扱うとします。
Google広告で月10万円の広告費を払い運用した場合、月に売れた日焼け止めが21件以上なら黒字、19件以下なら赤字、20件なら収支トントンといった形です。
メリットは一度良い広告ができれば半自動的に報酬が入ってくる事業としての資産性がある点や、レポーティング業務なども不要だという点です。
ただ、1件も売れなければ広告費がかかるだけなので、赤字リスクもあるという点でメリットも押さえておきましょう。
※これ以外にも企業に籍を置いて自社サービスの運用をするという方法もありますが、副業とは少し親和性が低いので割愛します
後者の成果報酬型(アドアフィリエイト)であれば、うまくはまれば1日1時間の作業で月収100万円なんてこともあります。
実際私もメインは成果報酬型の広告運用をしていて、今のところMaxの月利益で250万円ほどを稼げたことがあります。
もし初心者で広告運用を始めるなら絶対に成果報酬型をおすすめします。
理由についてはまた別記事で解説します。
まとめ
以上、いかがでしたでしょうか?
広告運用という仕事の魅力について少しでも感じていただければ嬉しいと思います。